ウイスキーの産地
ウイスキーの世界的な産地はおもに5ヵ所。
まずは中心的な生産地であるスコットランドで造られる スコッチ・ウイスキー。
ウイスキー発祥の地ともいわれるアイルランドで造られる アイリッシュ・ウイスキー。
バーボンが代名詞的なアメリカで造られる アメリカン・ウイスキー。
軽い口当りのカナダで造られる カナディアン・ウイスキー。
そして日本で造られる ジャパニーズ・ウイスキー です。
ウイスキー フリー百科事典「ウィキペディア」
モルトウイスキー
大麦麦芽のみを原料にするウイスキー。
シングルモルト・ヴァッテドモルトはそれぞれがモルトウイスキーの中のカテゴリー。
シングルモルト
ひとつ(シングル)の蒸留所で製造されたモルトウイスキーのみをボトリングしたもの。
蒸留所ごとの個性が際立った味わい。
ヴァッテッドモルト
いくつかの蒸留所のモルトウイスキーをブレンドして造るモルトウイスキー。ブレンテッドモルトともいう。
バランスのとれたモルトウイスキーを造ることができる。
グレーンウイスキー
大麦以外の小麦・トウモロコシ・ライ麦といった穀物も使用して造るウイスキー。
モルトに比べ香味は控えめ安価で大量生産が可能、グレーンウイスキーとして流通することは稀でほとんどがブレンテッドウイスキーの原酒になる。
ブレンテッドウイスキー
複数のモルトやグレーンウイスキーを混ぜ合わせて造るウイスキー。
混ぜ合わせる配合で様々な味わいのウイスキーを造ることができる。
連続式蒸留
連続的にモロミ(穀物から造った糖化液を酵母で発酵させアルコール度数6~7%になった液体)を投入しながら蒸留できる連続式蒸留機(蒸留塔が2~4本立ち並びコンビナートのような様相)では、エチルアルコール以外の成分の少ないピュアな蒸留酒を大量に造ることができる。
グレーンウイスキーはほぼこの方式で蒸留される、アルコール度数は90%以上。
連続式蒸留器 フリー百科事典「ウィキペディア」
単式蒸留
蒸留機(ウイスキー造りで皆さんがイメージする曲がったネックが飛び出た蒸留機)にモロミを投入し、通常は2回、稀に3回蒸留することを繰り返して徐々にアルコール度数を上げていく蒸留方法。
モルトウイスキーの蒸留に用いられることが多く、80%前後の低いアルコール度数で採取され香味成分も豊か。
単式蒸留器 フリー百科事典「ウィキペディア」
カスク ・ バレル
ともに樽のことを指します。スコットランドではカスク、アメリカではバレルと呼びます。正確にはバレルはバーボンに使用されることの多い樽の種類でバーボン樽とも呼ばれています。
樽にはサイズや形・使われている木の種類、新しい樽・シェリー酒やバーボンの熟成に使われていた樽など多くの種類があり、ウイスキー造りにおいて樽の違いはその個性の違いにも大きく影響してきます。
シングルカスク ・ シングルバレル
ウイスキーを仕込んだ樽には、それぞれに個性やアルコール度・出来・不出来といったばらつきがあります。出荷するときに製品としてばらつきが出ないように、多くの樽のウイスキーをブレンドして味を調整し、さらに加水してアルコール度を40~50%に調整して瓶詰め出荷されます。
シングルカスク ・ シングルバレルは、ブレンドしないでひとつの(シングル)樽のウイスキーを瓶詰めした物をさします。
加水に関してはするものもありますがしないものもあるようです。総じて出来のいい樽をえらんで瓶詰めされるので、メーカーとしては美味しいお酒とされます。
カスクストレングス
選ばれたモルトウイスキーの樽から、ブレンドも冷却ろ過(ノンチルフィルタード)も加水もしないで瓶詰めされたお酒です。加水されないのでアルコール度は60度前後と高めになります。
オフィシャルボトル
ウイスキーの蒸留所が詰めたボトル。(一般的なボトル)
ボトラーズボトル
ボトラーズとはビン詰め業者のことで、蒸留所から樽で買ったものを、独自で寝かせたり加工したりしてビン詰めされたボトル。
オフィシャルにはない年数のモルトもあります。
とりわけオフィシャルとボトラーズは、どちらが上ということではありません。
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